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マルハニチロ
決算月:
3月
業種:
水産物マルハニチロ オルタナティブデータ
マルハニチロ 株主総会議案データ
マルハニチロについて
強み
マルハニチロの強みは、水産資源の調達力と食品加工技術力に基づく持続可能なバリューチェーンを構築している点です。長年培ってきた水産物の調達ノウハウと、多様な加工食品の開発・製造技術を組み合わせることで、高品質で安全・安心な製品を提供しています。また、グローバル人財育成プログラムや経営リーダー人財育成プログラムを通じて、海外市場への展開や資源アクセスの強化、経営を担う人材の育成に力を入れています. 多様な販売ルートを持つことも強みで、漁業オペレーションの変化に対応し、自社加工度を高めることで収益向上に努めています。さらに、同社は「イノベーション・エコシステム」を推進し、フードテック、マリンテック、バイオテック等の領域に注力することで、新たな価値を創出しています。
弱み
マルハニチロは、市場ニーズの変化、為替や金利の変動、カントリーリスク、原材料価格の変動、原油価格の高騰、自然災害や感染症、労働力不足など、多くのリスク要因を抱えています。これらのリスクは、同社の経営成績やキャッシュ・フローに重要な影響を与える可能性があります。特に、水産資源事業は、燃料代の高止まりや飼料代の高騰による原価上昇の影響を受けやすい。また、正規社員には高額給与者に男性が多いこと、短時間労働者を含む非正規社員については女性比率が高いことが、労働者の男女の賃金差異の主要因となっています。固定資産の減損リスクも存在し、物流事業の物流センターや加工食品事業の生産拠点の立地条件の悪化、設備の老朽化・陳腐化、販売不振などによる収益悪化が懸念されます。