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サカタのタネ
サカタのタネ オルタナティブデータ
サカタのタネ 株主総会議案データ
サカタのタネについて
強み
サカタのタネの強みは、高品質でオリジナル性の高い種苗を継続的に創出する研究体制にあります。高収益ビジネスモデルの確立を目指し、トップシェアを狙う戦略品目の開発・拡販に取り組むとともに、経営資源を重点戦略品目に集中させ、アジアを中心とした新興国市場での成長機会の取り込みを進めています。 また、アジア・北米・南米・欧州・アフリカの各地域で健全な収益構造を確立し、種子の安定供給を実現するための生産体制や技術、機能の強化を図っています。効率的なグローバルサプライチェーンマネジメントの実現を目指し、コストや在庫の削減にも取り組んでいます。 さらに、日本国籍のグローバルカンパニーを実現するため、人的資源の管理体制の構築や経営体制の整備、グループマネジメントの高度化を進めています。情報系、会計、サプライチェーン管理のシステムを再整備し、グローバルに最適な事業管理と経営判断を支援するITシステム基盤を構築することで、経営の効率化を図っています。
弱み
サカタのタネの弱みとしては、大規模な自然災害や地球温暖化の影響を受けやすい点が挙げられます。また、種苗業界は競争が激しく、急激な需要の変化や強力な他社品種の登場によって業績に悪影響を受ける可能性があります。 同社は知的財産権の保護に努めていますが、完全にリスクを回避することは難しい状況です。さらに、保有する土地や有価証券などの資産価値が急激に下落した場合にも、業績に影響を及ぼす恐れがあります。 種子の生産は天候条件に大きく左右されるため、安定供給を確保するために一定量の種子を在庫として保持しています。しかし、品質低下や需要の変化によって棚卸資産の廃棄や評価損が増加するリスクもあります。 海外事業展開においては、予期しない法律や規制の制定・改廃、政治・経済の混乱、テロや紛争による社会的混乱、地震などの天変地異の発生といったカントリーリスクが存在します。また、コンピューターウイルスや情報漏洩など、情報化に伴うリスクも避けられない課題となっています。