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秋川牧園
決算月:
3月
業種:
農産物秋川牧園 オルタナティブデータ
秋川牧園 株主総会議案データ
秋川牧園について
強み
秋川牧園グループは、「食の健康と安全を大切にする消費者にとってのNO.1ブランド」を目指し、価値創造に積極的に取り組むことを経営基本方針としています。その強みは、創業以来、農薬などの化学物質に依存しない食づくりや、地域循環型で自然と共生する農業のモデルづくりなど、サステナブルな社会への変革に貢献してきた点にあります。具体的な取り組みとして、若鶏の無投薬飼育、全植物性飼料の開発、有機塩素系化学物質の畜産物への残留の改善、ポストハーベスト無農薬コーンの開発輸入、飼料原料の非遺伝子組み換え化、野菜の無農薬栽培技術の開発などが挙げられます。また、生活協同組合との連携により、食の安心・安全に対する共通の目的を追求し、高い信頼性の中で安全な食べ物を総合的に生産する能力を有していることも強みです。さらに、社員が安心してチャレンジできる環境づくりや人財マネジメントの強化、社員満足度の向上など、人財力の強化にも取り組んでいます。
弱み
秋川牧園グループの弱みとしては、特定取引先(生活協同組合)に対する売上構成比が高いことが挙げられます。生活協同組合との連携は強みである一方、依存度が高いため、取引関係に変化があった場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、飼料原料価格の変動もリスク要因となります。飼料価格の高騰が長期化する場合には、製品価格への転嫁が必要となり、消費者の購買意欲に影響を与える可能性があります。さらに、鳥インフルエンザなどの鶏病の発症も、生産及び販売の減少につながるリスクがあります。人手不足の深刻化もコストアップの要因となり、持続的な成長に向けた課題となっています。女性管理職比率が低いことや男女間賃金格差も改善すべき点として挙げられています。