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田中建設工業
田中建設工業 オルタナティブデータ
田中建設工業について
強み
田中建設工業の強みは、解体事業を「環境ビジネス」として捉え、顧客、社員、家族、地域社会、環境への思いやりを重視する経営理念にあります。企業としての信頼性を高めるため、東京証券取引所への上場を果たし、中期計画「TANAKEN“ビジョン100”」を策定して、明確な目標に向かって成長を目指しています。受注先は多様化しており、オフィスビルやマンション等の開発事業者、大手建設会社、建物所有者などが主要な取引先で、最近では再開発プロジェクトにも注力しています。さらに、協力会社との連携を強化し、解体重機には「低炭素型建設機械認定機種」や「GTL燃料」を活用するなど、カーボンニュートラルに対応できる体制を整えています。リスク管理体制も確立しており、社長を統括責任者とし、リスク識別・評価を行い、コンプライアンス委員会で協議しています。また、安定した受注先の確保・拡大を戦略上の重要項目としており、主要取引先の株式を保有し、関係強化を図っています。
弱み
田中建設工業の事業におけるリスク要因として、マクロ経済環境の変化が挙げられます。地政学的リスクを含むマクロ経済環境の想定外の変動や、資材及び人件費の高騰は、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、新たな感染症の出現による工事中断や経済活動の停滞もリスク要因となります。燃料価格の高騰による工事原価の上昇も懸念材料であり、カーボンニュートラルの動きに対応するための代替燃料への移行期において、価格変動のリスクがあります。男性の育児休業取得率については数値目標を設定しているものの、実績は未だ目標に達しておらず、人材育成と社内環境整備において改善の余地があります。さらに、元請工事の維持・拡大には大きな資金需要が伴い、回収条件と支払い条件の差から生じる運転資金(立替資金)需要への対応も課題となります。