強み

L is Bの強みは、現場に特化したビジネスチャット「direct」を中心とした独自のデジタルサービスを提供している点です。顧客の業務課題を深く理解し、現場のニーズに応じた機能開発を迅速に行うことで、競合サービスとの差別化を図っています。また、顧客からのフィードバックを重視し、サービスを継続的に改善していく姿勢も強みです。顧客の満足度を高めるために、継続的な機能追加や顧客サポートを充実させています。さらに、AI技術を活用したFAQボットや、現場向けの写真・動画管理サービス「タグショット／タグアルバム」など、多様なサービスを提供することで、顧客の業務効率化を支援しています。これらのサービスは、顧客の業務プロセス全体をカバーするように設計されており、単一のプラットフォームで複数の業務課題を解決できる点も強みです。組織面では、「顧客志向」「チャレンジ」「スピード」「チームワーク」「尊重・信頼」「プロフェッショナル」という6つのバリューを共有し、これらのバリューに基づいた行動を人事評価に反映させることで、従業員の意識向上と顧客満足度の向上に努めています。

弱み

L is Bの弱みとしては、主力サービスであるビジネスチャット「direct」に競合サービスが複数存在し、競争が激しいことが挙げられます。また、技術革新や顧客ニーズの変化が速いソフトウェア関連市場において、これらの変化に適時に対応できない場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、システムトラブルが発生した場合、社会的信用を失墜し、経営成績に影響を与える可能性があります。販売パートナーやOEMパートナーの営業活動にコントロールが及ばないため、新規顧客の獲得が想定より進まない場合や、解約が増加した場合にも、経営成績に影響を与えるリスクがあります。また、人材の採用や育成が十分に進まない場合、事業拡大の制約となる可能性があります。 創業以来、配当は実施しておらず、当面の間は内部留保の充実を図る方針であるため、株主への利益還元が少ないという点も弱みと言えるかもしれません。ただし、同社は収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の充実状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案した上で、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針です。