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中外鉱業
決算月:
3月
業種:
貴金属リサイクル中外鉱業 オルタナティブデータ
中外鉱業 株主総会議案データ
中外鉱業について
強み
中外鉱業グループは貴金属事業において、東京工場における高水準の工場稼働率を維持しながら、金や白金族の集荷量を安定的に確保しています。また、生産効率の高い金精製回収設備を備え、金地金およびプラチナの生産体制を整えるとともに、全国8店舗の営業体制を構築し、安定した原料の集荷と操業の維持に努めています。 さらに、機械事業では中古工作機械業界でトップクラスの地位を占めており、その優位性を活かして事業を展開しています。 また、多様な価値観を持つ人材の採用に積極的に取り組んでおり、企業理念や経営方針、事業計画を実現できる人材の登用を基本方針としています。女性や中途採用者の管理職登用を進める一方で、多様性の確保を重視し、人材育成や社内環境の整備を重要なテーマとして推進しています。
弱み
中外鉱業グループは、市況の変動により業績が大きく左右される傾向があります。特に、貴金属事業では金やプラチナ、パラジウムの価格変動が収益に直接影響を与え、パラジウム価格の下落や宝飾業界の市場縮小が収益悪化の要因となる場合があります。不動産事業においても、景気動向や金利の変化、住宅税制の改正などが収益に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、投資事業では、主に金の先物取引を対象としており、市場価格の動向により損失が発生するリスクが伴います。そのため、投資額が相場の下落により元本を下回る可能性があります。また、一部の借入金には財務制限条項が設けられており、一定の純資産額を維持する必要があります。これらのリスク要因により、市況変動がグループ全体の収益に与える影響が懸念されています。