1514 住石ホールディングス

住石ホールディングス株式会社は、複数の事業部門を統括する持株会社です。主な事業内容は次の通りです。 石炭事業部門では、子会社の住石貿易株式会社が石炭の仕入れと販売を行い、また、豪州のワンボ炭鉱会社の株式を保有しています。 新素材事業部門では、子会社のダイヤマテリアル株式会社が工業用人工ダイヤモンドの製造、仕入れ、販売を行っています。特に、化合物半導体関連企業との関係を強化し、研磨材の需要を取り込むことを目指しています。 採石事業部門では、子会社の泉山興業株式会社が岩石の採取、加工、販売を行い、公共事業からの需要に対応するため、生産現場の効率化を進めています。 同社は2008年10月に住友石炭鉱業株式会社（現住石マテリアルズ株式会社）の株式移転により設立され、東京証券取引所に上場しました。2022年4月には市場区分の見直しにより、東京証券取引所のスタンダード市場に移行しています。 近年では、カーボンニュートラル（脱炭素化）への対応として、石炭事業において再生可能エネルギーであるバイオマス等の取り扱いを検討しています。また、2024年5月には株式会社麻生との間で資本業務提携契約を締結し、事業の多角化と企業価値の向上を目指しています。麻生は同社の主要株主であり、議決権保有割合は49.08%です。この提携により、麻生グループのノウハウと住石グループの資源を組み合わせ、新規事業の展開や既存事業の強化を図る方針です。