1518 三井松島ホールディングス

三井松島ホールディングス株式会社は、1913年1月に松島炭鉱株式会社として設立された。当初は長崎県松島地区の石炭鉱区を買収し、石炭採掘を主な事業としていた。その後、大島鉱区、池島鉱区の開発にも着手し、事業を拡大した。近年では、石炭生産以外の事業分野への積極的な投資を通じて、事業ポートフォリオの多様化を図っている。具体的には、生活関連事業として、ペットフード、食品、衣料品、住宅関連部材などの製造・販売を手掛けており、株式会社プラスワンテクノなどが含まれる。また、エネルギー事業では、海外炭の販売を行っており、太陽光発電設備の更新なども行っている。その他、不動産事業や港湾事業なども展開している。2024年3月期には、エム・アール・エフを子会社化し、不動産担保融資や不動産売買仲介業にも参入した。これらの事業を通じて、収益基盤の安定化と多様化を目指している。また、中期経営計画においては、M&Aによる収益基盤強化を重視している。グループ会社管理規程を定め、子会社の管理も行っている。