155A 情報戦略テクノロジー

株式会社情報戦略テクノロジーは、「すべてを、なくしていく。」を企業理念とし、システム開発における多重下請け構造、エンジニアの使い捨て、要件定義の嘘、外注という概念をなくすことを目指しています。同社は、顧客のDX内製化を支援する「0次システム開発」を推進しており、これは、顧客と直接契約し、多重下請けを排除することで、より競争力のある価格でアジャイル型のシステム開発を提供することを特徴としています。 主な事業内容は、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援するシステム開発で、特にアジャイル開発手法、中でもスクラム開発に精通したエンジニアの育成に力を入れています。また、AWS（Amazon Web Services）に注力しており、多くの認定資格取得者を擁しています。 同社は、システム開発企業向けオープンプラットフォームサービス「WhiteBox」も提供しており、エンジニアのスキルシート管理や案件情報の共有を支援しています。このプラットフォームは、エンジニアの待遇改善や市場価値向上を目指し、優秀な人材がエンジニアを目指す社会の実現に貢献しています。 同社は、多重下請け構造をなくし、顧客と協働する「0次システム開発」により、顧客のIT投資効果を最大化し、業界構造の改革を目指しています。そのため、エンジニアの採用と育成、パートナー企業の開拓に注力し、企業規模の拡大を目指しています。 財務面では、売上高、営業利益、経常利益は増加傾向にありますが、当期純利益は前年度比で減少しています。これは、採用関連費用や業務委託費の増加が影響していると考えられます。