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グリーンモンスター


決算月:
6月
業種:
FX
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27,500 円(税込)/Month


グリーンモンスター オルタナティブデータ

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従業員数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


グリーンモンスター 株主総会議案データ

グリーンモンスターについて

強み

グリーンモンスター株式会社の強みは、投資未経験者向けに特化した体験型投資学習アプリを提供している点です。企業は、約7割の国民が投資を行っていない現状に注目し、知識不足や損失への不安など、投資を避ける理由に対応する形で、ゲーム感覚で投資を学べるアプリを開発しました。 このアプリを通じて、投資デビューの支援数(口座開設数)と報酬単価を重視しており、アプリのダウンロード数を先行指標としています。また、金融機関向けのOEMサービスも提供しており、顧客基盤の拡大に努めています。 2024年3月には東京証券取引所グロース市場に上場し、認知度向上や資金調達において有利な立場を確保しました。さらに、連結子会社である株式会社FPコンサルティングを通じて、ファイナンシャルプランニングサービスを提供することで、多角的な収益源を確保しています。 従業員数が40名という少数精鋭である一方で、高い自己資本比率(79.6%)を維持しており、財務基盤が安定しています。また、企業の売上高は投資家デビュー支援市場の規模に対して、依然として大きな成長余地を示唆しています。 人的資本を重視し、能力評価やフィードバック、キャリアアップ支援を通じて持続的な成長と企業価値向上を目指しています。さらに、リモートワーク制度や育児・介護休暇制度など、柔軟な働き方を支援する制度も整備しています。

弱み

グリーンモンスター株式会社の弱みとして、まずサービスに対する認知度が低い点が挙げられます。企業は、投資学習の社会的意義や自社グループのサービスについて、認知度向上の重要性を認識しており、Web広告、マス広告、イベント出展などを通じて認知度向上に取り組んでいますが、現時点では十分に達成されていません。 次に、プロダクトであるアプリの品質向上が課題として挙げられています。企業はアプリの機能やUI/UXの強化・改善を継続的に行っていますが、競合他社との競争においては、常に質の高いサービスを提供し続けることが求められます。また、アプリ内で複数の広告主(証券会社やFX会社)の広告を掲載しており、特定の広告主がプロモーションを縮小・停止した場合には、売上の減少リスクが生じます。 さらに、人材確保と組織体制の整備も課題として認識されています。企業は、サービスを企画・設計するプランナーや事業開発担当などの優秀な人材の採用と育成に力を入れていますが、雇用情勢の変化によっては人材獲得が困難になる可能性があり、人材育成が計画通りに進まないリスクや、人材の流出のリスクも考慮する必要があります。 システム面では、サービスがインターネットを利用したものが多いため、システムの安定稼働が不可欠です。企業は不正アクセス対策やコンピュータウィルス対策、データ管理の徹底を行っていますが、利用者数や取引量の増加、データ容量の拡大に伴い、システム投資や人員体制の拡充が求められます。 また、内部管理体制の強化も課題です。事業規模の拡大に伴い、管理部門における優秀な人材の採用・確保、コンプライアンス体制の強化、コーポレート・ガバナンスの充実が必要です。 その他、特定人物(代表取締役の小川亮氏)への依存もリスクとして挙げられます。同氏は経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしており、もし業務を継続することが困難になった場合、経営成績に影響を与える可能性があります。 これらの弱みに対して、企業はそれぞれ対策を講じていますが、今後も継続的な取り組みが求められます。