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東急建設
決算月:
3月
業種:
建設・ゼネコン東急建設 オルタナティブデータ
東急建設 株主総会議案データ
東急建設について
強み
東急建設の強みは、長年の実績と技術力に裏打ちされた総合的な建設力です。建築と土木の両分野で高度な技術を持ち、多様な建設プロジェクトに対応できます。特に、都市再開発や大規模プロジェクトにおいて、高い実績と信頼を築いています。また、東急グループとの連携も強みの一つです。東急株式会社をはじめとするグループ各社との協力体制により、安定した事業基盤を確立し、グループからの受注も一定の割合を占めています。さらに、海外展開にも積極的であり、アジア地域を中心にグローバルな事業展開を行っています。これらの海外拠点を通じて、現地のニーズに対応した建設サービスを提供しています。また、技術革新にも力を入れており、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した効率化や、環境に配慮した建設技術の開発にも取り組んでいます。
弱み
東急建設の弱みとして、国内建設市場における競争激化が挙げられます。建設業界全体として、技能労働者の減少や時間外労働に関する規制強化、原材料価格の高騰といった課題に直面しており、これらの影響を大きく受ける可能性があります。また、新設工事から維持・修繕工事への需要の変化にも対応していく必要があり、従来の「フロー」型から「ストック」型への事業構造転換が求められています。不動産事業の売上高の減少も懸念点であり、2023年度には前年度比で大幅な減少が見られました。また、自己資本比率の低下も課題であり、2024年3月期の自己資本比率は37.8%と、前連結会計年度末から0.4ポイント減少しています。さらに、海外事業においては、為替変動やカントリーリスクなど、不確実な要素も存在し、収益に影響を与える可能性があります。