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鹿島


鹿島 TVCM出稿量
月額: 8,250
従業員数パッケージプラン
月額: 4,400

Metrics

TVCM出稿量

データ粒度:day

1日で放送されたCMの回数


TVCM出稿量

データ粒度:day

1日に放送されたCMの秒数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


企業分析

強み

鹿島建設グループの強みは、多岐にわたる事業領域とグローバルな展開力です。土木、建築、開発事業を自社で手掛けるだけでなく、資機材販売、リース、不動産、ホテル、道路運営など、関連事業もグループ内でカバーしており、建設プロジェクトにおける総合的なソリューション提供力が強みです。また、国内外に多数の関係会社を持ち、グローバルに事業を展開していることで、多様な市場ニーズに対応できる柔軟性も持っています。 さらに、技術開発力も強みの一つです。例えば、微生物を利用した地盤改良技術を開発しており、従来のセメント工法に代わる環境負荷の少ない液状化対策や遮水壁工事への応用を目指しています。また、リスク管理体制も整備されており、開発事業資産のリスクを連結自己資本と対比して管理し、投資案件ごとに専門委員会でリスクを評価しています。さらに、政策保有株式を縮減する方針も打ち出しており、財務基盤の強化にも取り組んでいます。加えて、情報セキュリティポリシーを策定し、サイバー攻撃を想定した訓練を実施するなど、リスク管理能力も高いと言えるでしょう。

弱み

鹿島建設グループの弱みとして、まず建設業界特有の外部環境の影響を受けやすい点が挙げられます。自然災害(地震、風水害)やパンデミックが発生した場合、工事の中断や遅延、受注高の減少などにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、取引先の信用リスクも存在し、発注者や協力会社の経営状況悪化により、工事代金の回収不能や施工遅延が発生する可能性があります。 さらに、大規模な建設プロジェクトにおけるリスクも懸念されます。一契約の金額が大きい工事の場合、工事代金が回収不能になった際の影響が大きいため、新規営業案件では与信や資金計画を慎重に検証する必要があります。また、契約形態や支払条件によっては、本社が関与してリスクを把握し対策を講じる必要があり、プロジェクト管理の負担が増大する可能性があります。 加えて、過去には独占禁止法違反事件も発生しており、企業倫理やコンプライアンス体制の強化が課題となっています。鹿島道路株式会社における一部の道路舗装工事で設計図書と異なるアスファルト合材が使用されていた事案も発覚しており、品質管理体制の徹底が求められます。