1850
南海辰村建設
決算月:
3月
業種:
地方建設・土木南海辰村建設 オルタナティブデータ
南海辰村建設 株主総会議案データ
南海辰村建設について
強み
南海辰村建設株式会社の強みは、長年の歴史と実績に裏打ちされた技術力と、親会社である南海電気鉄道株式会社との連携による安定した経営基盤です。 建設事業においては、多様な建設プロジェクトを手がけており、大阪市契約管財局の長吉長原東第4住宅建設工事や、東日本高速道路株式会社の東北自動車道耐震補強工事など、公共工事から民間工事まで幅広い実績があります。 また、ISO9001、ISO14001の認証を取得し、品質管理や環境マネジメントにも力を入れています。 財務面では、自己資本比率が52.0%と高く、安定した財務体質を維持しており、株主総利回りもTOPIXを上回るなど、株主への還元も重視しています。 さらに、従業員の平均勤続年数が19.5年と長く、長年培われたノウハウが蓄積されていることも強みです。
弱み
南海辰村建設株式会社の弱みとしては、建設業界全体の人手不足や建設資材価格の高騰といった外部環境の影響を受けやすい点が挙げられます。 労働人口の減少や建設技能労働者の不足は、新規採用や中途採用の停滞、離職者の増加を招き、人材確保に支障をきたす可能性があります。 また、建設資材や労務費の高騰は、工事原価の上昇を招き、利益率の低下につながる可能性があります。 近年は売上高が増加しているものの、経常利益は減少傾向にあり、収益性の改善が課題となっています。 これらの課題に対処するため、営業力の強化やバランスの取れた受注構成へのシフト、働きやすい環境づくりなどを推進し、「持続的成長と企業価値の向上」を目指すとしています。