1921
巴コーポレーション
決算月:
3月
業種:
各種建設工事巴コーポレーション オルタナティブデータ
巴コーポレーション 株主総会議案データ
巴コーポレーションについて
強み
巴コーポレーションの強みは、長年にわたり培ってきた技術力と、鉄構建設事業と不動産事業の多角的な展開です。創業以来、「技術立社」を標榜し、「信頼と安心の技術」を顧客に提供することで、有形無形の資産を築き上げてきました。鉄構建設事業では、高度な技術力と豊富な実績を背景に、顧客の多様なニーズに対応した設計、製作、施工が可能です。また、自社で工場を保有し、製品の加工を行える点も強みです。不動産事業では、鉄構建設事業で培ったノウハウを生かし、不動産の売買、管理、賃貸借、仲介を行っています。さらに、グループ会社との連携により、総合的なソリューションを提供できる点も強みです。例えば、札幌巴コーポレーションと東北巴コーポレーションは、鉄構建設事業に係る製品の加工を担っています。これらの強みを活かし、同社は顧客からの信頼を獲得し、事業を継続しています。
弱み
巴コーポレーションの弱みとして、まず鉄構建設事業における労働力不足が挙げられます。技術者や技能者の不足は、今後の事業展開における懸念事項となっています。また、資材価格の高止まり傾向も経営上のリスク要因となっています。これらの要因により、受注高や売上高が減少する可能性があり、実際、当連結会計年度の受注高と売上高は前連結会計年度を下回っています。さらに、建設市場の動向や資材費の変動が業績に影響を与える可能性もあります。同社は、これらのリスクに対応するため、生産性の向上や企業体質の改善に取り組む必要があると認識しています。また、特定の顧客への依存度が高いという点も弱みとして挙げられます。例えば、前事業年度には、TDK株式会社への完成工事高が売上高全体の26.2%を占めていました。