1950 日本電設工業

日本電設工業株式会社は、鉄道電気工事、一般電気工事、情報通信工事を主な事業とする企業グループです。1944年に鉄道省の電気設備設計・工事請負を目的として設立され、事業範囲を拡大し、電気機器や材料の製作・販売、不動産賃貸、駐車場経営などの分野にも進出しています。 同社グループは13社の連結子会社を有し、鉄道電気工事分野では、東日本旅客鉄道株式会社（JR東日本）などの鉄道会社向けに電気設備工事を行っています。一般電気工事では、駅周辺の再開発プロジェクトや商業施設、オフィスビルなどの電気設備工事を手掛けており、情報通信工事分野では、ネットワークインフラ構築や基地局建設工事を中心に展開しています。また、環境エネルギー分野での受注拡大にも注力しており、これらの事業を通じて社会インフラの構築と維持に貢献しています。 近年では、同社は安全・品質レベルの向上、新たな挑戦を促進する企業風土の醸成、人材の確保と育成、エンゲージメントと生産性の向上、環境および社会への貢献を重点テーマとして掲げています。この取り組みの一環として、「日本電設3ヶ年経営計画2024」を策定し、持続的な成長を目指しています。この計画では、2025年3月期に連結売上高2,051億円、連結営業利益146億円を達成することを目標としています。