1959 九電工

株式会社九電工は、1944年12月に九州の主要電気工事業者13社が統合して設立された会社で、本社を福岡市に置いています。当初は九州各県に支店・営業所を設置し、電気工事業を主体に事業を開始しました。その後、事業を拡大し、1947年には九州配電株式会社（現、九州電力株式会社）と配電工事委託契約を締結しました。1953年には建設工事部門を分離し、九州電気建設工事株式会社（現、株式会社九建）を設立しています。現在では、設備工事業を主軸とし、都市再開発や半導体工場、物流施設、データセンターなど幅広い分野での電気設備工事を手掛けています。また、再生可能エネルギー発電事業にも注力しており、京セラグリーンイノベーション合同会社や鼎龍能源科技股份有限公司などと共同で事業を展開しています。その他、環境負荷分析サービス、遠隔画像診断支援サービス、印刷・製本、ビジネスホテル経営、ゴルフ場経営、商業施設の企画・運営など、多角的な事業展開を行っています。同社は、中期経営計画において「３つの改革」（「生産性改革」、「ガバナンス改革」、「電力改革」）を掲げ、2044年度の創立100周年に向けて成長を目指しています。さらに、サステナビリティ経営を推進し、人的資本経営や大型プロジェクトにおける進捗管理の徹底にも取り組んでいます。