1975
朝日工業社
朝日工業社 オルタナティブデータ
朝日工業社 株主総会議案データ
朝日工業社について
強み
朝日工業社の強みは、長年培ってきた空気・水・熱に関する技術力を基盤とし、一般空調から産業空調まで幅広い分野で最適環境を提供できる点です。 顧客のニーズを的確に捉えた独自の技術・サービスへの取り組みを強化しており、 建設業界における豊富な経験と実績も強みです。 特に、設備工事事業においては、民間工事を中心に受注を増やしており、顧客からの信頼も厚いと考えられます。 また、情報開示の強化により、社外からの評価や企業イメージを向上させ、投融資の獲得や資金調達コストの低減、受注機会の拡大につなげています。 現場支援体制の強化により業務効率化や徹底したコスト削減を図り、施工・製造現場の生産性を向上させています。 さらに、気候変動対策に関する取り組みを強化し、環境に関連する各種認定制度を積極的に取得することで、社会的な要請にも応え、企業価値を高めています。
弱み
朝日工業社の弱みとして、まず挙げられるのは、建設業という業種から女性の応募が少ないため、女性社員の採用や育成が進みづらい環境にあることです。 特に、管理職候補となる総合職社員総数に対する女性社員の割合は男性社員と大差があり、女性管理職の割合も非常に低い状況です。 また、40歳代の社員が不足しており、人員構成上の課題も抱えています。 機器製造販売事業では、FPD製造装置向け製品や半導体製造装置向け製品において、納入先の生産調整の影響などによる減少が続いていることも弱みです。 建設業においては、1件あたりの取引における請負金額が大きく、工事代金を受領する前に取引先が信用不安に陥った場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があり、取引先の信用リスクも考慮する必要があります。 さらに、工事の施工段階において想定外の追加原価等により不採算工事が発生した場合や、工事・製造現場において重大な労働災害が発生した場合にも、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクを管理するために、同社は、リスク管理委員会を設置し、全社的なリスク管理への統合を図っています。