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メンバーズについて

強み

メンバーズの強みは、デジタルクリエイター人材を豊富に抱え、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する事業を展開している点です。特に、ネットビジネス支援事業を単一セグメントとして、Webサイト制作や広告代理業務などの受注型業務で実績を上げています。 人材育成に力を入れており、新卒・中途採用を積極的に行い、デジタルクリエイターの数を増やし、スキル向上を図っています。また、地方拠点での採用やグローバル採用も行い、広範囲な人材確保に努めています。さらに、社員の自律性を尊重し、キャリアアップを支援する制度を整備して、組織全体のエンゲージメント向上を図っています。 顧客企業のDX支援領域として、4つの事業でのサービス展開とDX内製化伴走支援ポジションを確立し、高い成長率を目指しています。また、脱炭素DX支援やCSV経営など、サステナビリティ関連のニーズに応えることで、新たな事業機会を創出しています。 財務戦略では、リスクに見合った現預金を確保し、持続的な成長を支えるための事業投資を行っています。具体的には、サービス開発投資や新規事業開発投資に積極的に投資しており、高収益・高成長を維持することを目指しています。これらの強みを活かし、2027年3月期には付加価値売上高成長率25%、営業利益率10%の達成を目標としています。

弱み

メンバーズの弱みとして、まず人材への依存度が高い点が挙げられます。同社はデジタル人材による労働集約型のプロフェッショナルサービスを主体としており、高度な専門知識・能力を有する人材の確保・育成が最も重要な課題となっています。しかし、DX領域やインターネット業界は人材の裾野が狭く、技術者に対する需要の高まりにより、優秀な人材の採用が困難な状況です。 また、新卒社員のスキル向上や戦力化が遅れたり、採用・育成した社員の離職率が高い場合、経営成績に影響を及ぼす可能性もあります。さらに、マネジメント人材の育成も課題であり、育成が円滑に進まない場合や既存のマネジメント人材が流出した場合、事業運営に重要な影響を与え、経営成績にも影響が及ぶ可能性があります。 大規模プロジェクトにおけるリスクも存在します。プロジェクトマネージャーの不足や、顧客との間で工数や仕様に関する認識のずれが生じると、追加コストや納期の変更が発生し、期間の売上や利益に大きな影響を与える可能性があります。また、外注への依存もリスク要因となります。専門業務分野で協力するパートナー企業に不測の事態が生じたり、市場の逼迫により発注費用が上昇した場合、事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があり、外注先の成果物に瑕疵があった場合には、損害賠償請求や社会的信用の失墜につながるリスクも存在します。 システムトラブルも業務に影響を与える可能性があります。同社の業務はコンピューターシステムに依存しており、システム障害やインターネット回線のトラブルが発生すると、顧客とのサービス提供に支障が生じ、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、法的規制の変更もリスク要因です。インターネット広告に関する規制が強化された場合、事業展開に影響を及ぼす可能性があります。また、下請法に違反するリスクや、労働者派遣法に関する規制に抵触するリスクも存在します。 新規事業の展開についても、計画通りの成果を上げるとは限らず、投資額の回収が困難になる場合も考えられます。また、売上や利益の計上に季節性があり、第2四半期末と年度決算期末に納品が集中し、売上収益が大きくなる傾向がありますが、期初に販管費が先行して増えるため、利益額は期末にかけて増加する傾向があります。 大口取引先への依存リスクも存在し、大口取引先との取引が終了した場合、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。自己資本比率の低下も懸念点です。自己資本比率は、2020年の63.5%から2024年には55.0%に低下しており、財務の安定性に対する懸念が強まっています。また、株価収益率(PER)の変動が大きく、2020年の23.90倍から2024年には127.30倍まで上昇しており、株価の安定性が低い可能性があります。配当性向も変動が大きく、2020年の24.8%から2024年には438.5%に上昇しており、今後の配当政策が不透明です。 これらの要因が組み合わさることで、メンバーズの経営成績に影響を与える可能性があると考えられます。