2138 クルーズ

クルーズ株式会社は、時価総額1兆円以上を目標とする超長期的なビジョンを掲げ、2018年5月に全事業を子会社化して純粋持株会社へと移行しました。このグループ経営体制のもと、「CROOZ永久進化構想」を活用し、起業家の育成と事業展開を推進しています。主力事業はSHOPLIST事業で、年間の購入者数や一人あたりの購入金額を重要な指標として位置付けています。 事業内容は、ショッピングやゲームを中心としたエンターテインメント分野で、幅広いインターネットサービスを提供しています。具体的には、EC事業やGameFi事業、メディア事業が含まれ、CROOZ SHOPLIST株式会社やStudio Z株式会社が主要な連結子会社として大きな役割を果たしています。また、ランク王株式会社はメディア事業を展開しています。 同グループでは、多様な人材が能力を発揮できる職場環境の整備を重視しています。フラットな組織体制や人材の積極的な登用、職場への適応を支援する仕組みを導入しています。さらに、業務効率化や生産性向上を目指し、デジタルトランスフォーメーションを推進しています。リスク管理においては、取締役会や経営会議で全社的な監督を行い、人権尊重や公正な処遇にも力を入れています。 財務状況については、自己資本が堅調に推移し、純資産も増加傾向にあります。一方で、広告代理事業の受託契約終了の影響により営業利益が減少しています。キャッシュフローでは営業活動での支出が見られるものの、財務活動による収入は継続しています。