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エスクリ


業種:
婚礼
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エスクリ オルタナティブデータ

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エスクリ 株主総会議案データ

エスクリについて

強み

株式会社エスクリの強みは、まず顧客満足度を重視したブライダルサービスにあります。同社では、従業員が直接顧客と打ち合わせを行うことで、細かな要望に対応し、満足度の向上を図っています。また、施設貸し切り感を演出するため、各バンケットに専用のチャペルやロビースペースを設置するなど、独自の工夫を凝らしています。さらに、レストランやホテルのブライダルサービスを一括で運営受託するサービスも提供しており、多様なニーズに対応できる点が強みです。 次に、多様な人材が活躍できる職場環境を整備していることも挙げられます。同社は、フレックスタイム制度、キャリアパス選択制度、テレワークなどを導入し、性別やライフステージに左右されずに誰もが実力を発揮できる環境を提供しています。また、人材育成にも力を入れており、全社研修や専門性を高めるための個別研修、外部研修受講支援などを実施し、変化し続ける環境に適応できる人材を育成しています。 さらに、ウエディング・テックサービスの開発・提供も強みです。自社開発のWEBツール「アニクリLive」や「アニクリWEBご祝儀」などのサービスを提供し、新しい収益モデルの確立を目指しています。 加えて、ブライダル事業で培ったノウハウを活かし、建築不動産関連事業も展開している点も強みです。飲食店や小売店の内外装工事、戸建住宅やマンションの建築など、幅広い事業を手掛けており、事業ポートフォリオの多角化を図っています。 また、同社は、顧客、株主、取引先、社員、社会といったすべてのステークホルダーからの信頼を得ることを重視しており、経営の効率性と透明性を確保し、健全性の高い組織構築に取り組んでいます。さらに、株主への利益還元も経営課題と認識しており、中長期的な利益配分について、財務基盤の強化を図りつつ、増配や配当性向の向上を目指しています。

弱み

株式会社エスクリの弱みとして、まずブライダル市場の外部環境の変化が挙げられます。結婚適齢期人口の減少や未婚率の上昇により、ブライダル市場は先行きが不透明な状況にあり、競争が激化しています。このような状況下で、顧客の支持を着実に獲得し、中長期的な企業成長を実現するための経営戦略の実行が課題となっています。 また、感染症の影響も大きな弱みです。新型コロナウイルス感染症の影響は依然として不透明であり、感染症が発生した場合、多くの人が集まる挙式・披露宴は中止または延期となる可能性があり、施設の営業停止を余儀なくされる場合も考えられます。これにより、同社の業績に影響が及ぶリスクがあります。 さらに、人材の確保と育成も課題です。同社は事業拡大のために新卒・中途採用を積極的に行っていますが、計画通りに進まない場合、事業展開や経営成績に影響を与える可能性があります。特にブライダル関連事業においては、顧客ニーズに的確に対応できる接客力を向上させるための人材育成が重要です。 事業ポートフォリオにおいては、ブライダル関連事業への依存度が高いことも弱みと言えます。同社の連結売上高の約8割をブライダル関連事業が占めており、ブライダル事業に次ぐ新たな事業の柱を育成することが課題となっています。 建築不動産関連事業においては、市場環境の変化もリスク要因です。公共投資の削減や消費税増税による景気後退などにより、民間設備投資が縮小した場合、受注動向に影響を及ぼす可能性があります。また、建設資材価格や労務単価の変動も経営成績に影響を与える可能性があります。請負契約締結後にこれらの価格が上昇した場合、建設コストの増加につながる可能性があります。さらに、取引先の信用リスクも存在します。 同社は、これらの課題に対処するために、感染症対策の徹底、人材の確保と育成、新たな収益モデルの確立、ブライダル以外の事業展開、内部管理体制の充実などに取り組んでいます。