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雪印メグミルク
決算月:
3月
業種:
乳製品雪印メグミルク オルタナティブデータ
雪印メグミルク 株主総会議案データ
雪印メグミルクについて
強み
雪印メグミルクグループは、「乳(ミルク)の価値を中軸に」市場対応型商品と付加価値型商品の開発を並行して進めています。酪農生産への貢献を目指し、高付加価値で独自性のある商品の開発にも力を入れています。具体的には、新たなチーズの食習慣を提案する「torochi」シリーズや、本格デザートとして提供される「雪印北海道100 マスカルポーネドルチェ」などを発売し、新しい食シーンの創出を目指しています。また、長期的・安定的な関係を築くため、多くの取引先企業の株式を保有し、グループファイナンス制度を導入して資金効率の向上と金融費用の削減を図っています。
弱み
雪印メグミルクグループは、加工原料乳の取引において、「畜産経営の安定に関する法律」に基づく交付対象数量や補給金単価の変更が原料調達に影響を及ぼす可能性があります。また、乳製品や飼料原料の国際市況は、世界経済の変動や異常気象などによって大きく変動し、業績に悪影響を与えるリスクがあります。さらに、家畜伝染病の発生によって生乳や製品の廃棄が必要となると、業績が悪化する恐れもあります。流通業界における販売先の寡占化が進む中で、特定の販売先の仕入れ・販売施策の変更や業績の動向が業績に影響を与える可能性もあります。加えて、天候が飲料・デザート類の売上に影響を与える要因ともなります。これらのリスクに対して、同社は事業ポートフォリオの見直し、高付加価値商品の開発、海外事業の強化、収益基盤の複数化、効率的な生産体制の確立などに取り組んでいます。