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デジタルアーツ


従業員数パッケージプラン
月額: 4,400

Metrics

従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


企業分析

強み

デジタルアーツ株式会社の強みは、自社開発にこだわったセキュリティソフトウェアを顧客のニーズに合わせて継続的に強化している点にあります。 Webセキュリティ、メールセキュリティ、ファイル暗号化・追跡ソリューションなど、多岐にわたる製品ラインアップを保有しており、これらを組み合わせて包括的なセキュリティ対策を顧客に提供できます。主力製品である「i-FILTER」「m-FILTER」「FinalCode」は、長年にわたり培われた技術とノウハウに基づき、企業規模を問わず多様なセキュリティニーズに対応しています。 クラウドサービスである「DigitalArts@Cloud」は、Web、メール、ファイルの各領域をカバーし、場所やデバイスを問わない柔軟なセキュリティ環境を実現します。 同社は顧客や販売代理店との長期的な関係を重視しており、その要望に真摯に向き合うことで、製品やサービスの改善を継続的に行っています。この姿勢が、安定的な事業成長を支えています。 高度化・巧妙化するサイバー攻撃に対応するため、潜在的なニーズを予測し、AI・ICT等の最新技術を積極的に活用して、新しいソリューションの研究開発に力を入れていることも強みです。 また、優秀な人材の確保と育成にも力を入れており、魅力的な給与水準や公正な評価制度、充実した社員教育制度を整備しています。 サステナビリティへの取り組みも積極的に行っており、地球環境の保全や、子供たちの安心・安全なインターネット利用のための社会貢献活動を通して企業価値の向上を目指しています。 セキュリティに関する情報発信にも注力しており、サイバーリスク情報提供サービス「Dアラート」や、最新のセキュリティトレンドを分析した「Digital Arts Security Reports」などを通して、セキュリティ対策の重要性を啓発しています。 さらに、全国各地の自治体や学校からの講演依頼に対応しており、情報リテラシーの向上に貢献することで、フィルタリングの重要性を訴求しています。

弱み

デジタルアーツ株式会社の弱みとして、まず主要な販売代理店への依存度が高い点が挙げられます。同社の製品は主に販売代理店を通じてユーザーに販売されているため、これらの代理店の販売状況や経営環境の変化(M&Aや倒産など)が、同社の売上高に大きな影響を与える可能性があります。また、主要な販売代理店は競合製品も取り扱っており、販売戦略によっては同社の製品の販売が不利になる可能性もあります。 さらに、主要な経営陣への依存度が高いことも弱みの一つです。代表取締役社長をはじめとする経営陣に、病気やけがによる長期休暇、退職、死亡などの事態が発生した場合、同社の業績や財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 また、セキュリティ市場における人材の確保も課題となっています。同社が属するセキュリティ市場では、新しいセキュリティ対策が次々と生まれており、ビジネスを拡大するためには高度な専門性を持つ人材が不可欠です。しかし、同業他社との採用競争の激化や労働人口の減少により、人材確保の難易度は年々高まっています。同社は新卒・中途採用を積極的に進めていますが、優秀な人材を確保し、育成していくためには継続的な取り組みが必要です。 加えて、情報漏えいリスクも常に存在します。同社が事業活動を通じて創出した情報や、顧客・サプライヤーから預かった情報などの漏えい、改ざん、破壊により、情報システムや業務が停止するリスクがあります。クラウドシステムの活用も進めていますが、その一方で、同社が直接管理できないリスクも増大しています。従業員の働き方やビジネス環境の変化も、情報管理における脅威の変化をもたらす可能性があり、これまでの取り組みが陳腐化するリスクもあります。これらのリスクが顕在化した場合、事業、業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、研究開発費の総額が当連結会計年度で29百万円と少額であることも、今後の技術革新への対応という点で懸念されます。