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日本ケアサプライ
決算月:
3月
業種:
介護福祉機器日本ケアサプライ オルタナティブデータ
日本ケアサプライ 株主総会議案データ
日本ケアサプライについて
強み
日本ケアサプライの強みは、福祉用具レンタル卸を支えるサービス力の強化、第二の収益の柱を目指した高齢者生活支援サービスの取引拡大、人材価値向上に向けた各種施策、持続的成長と企業価値向上に資するガバナンス体制の構築です。同社は、団塊世代向けの介護需要の拡大や、在宅高齢者向けの生活支援サービスの充実、介護現場のデジタル化による業務効率化など、今後予測される様々な社会の課題に的確に対応していくことを目指しています。また、営業拠点の新設・移設、福祉用具の洗浄・修理能力の向上、配送の効率化など、福祉用具レンタル卸における各種施策に取り組んでいます。高齢者生活支援サービスでは、フィッティング付おむつ配送サービス「おむピタ」の拡大や、新規顧客の獲得、新商品の開発、物流の効率化などに取り組んでいます。
弱み
日本ケアサプライの弱みとしては、介護現場の労働力不足が深刻化している点が挙げられます。少子化の進展による生産年齢人口の減少と人材獲得競争の激化が、介護現場での人材確保を困難にしています。また、物価上昇の影響も相まって、介護現場の生産性向上が喫緊の課題となっています。さらに、介護保険制度の改正により、福祉用具貸与では一部の貸与品目・種類を対象とした貸与と販売の選択制が導入されたことも、事業に影響を与える可能性があります。大手企業の介護事業への参入もリスク要因であり、競争激化による収益への影響が懸念されます。個人情報の漏洩リスクや大規模災害・感染症リスクも経営成績に影響を与える可能性があります。自己資本比率が低下傾向にあり、2024年3月期には65.1%となっています。