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新日本科学
決算月:
3月
業種:
バイオ新日本科学 オルタナティブデータ
新日本科学 株主総会議案データ
新日本科学について
強み
新日本科学グループの強みは、医薬品開発支援における幅広い事業領域をカバーしている点です。非臨床試験から臨床試験まで一貫した支援体制を構築しており、医薬品開発の初期段階から承認申請まで、製薬企業のニーズに合わせたサービスを提供できます。また、CRO事業においては、新たな創薬モダリティに対応できる研究開発パートナーとしての地位を確立しており、実験用NHP(非ヒト霊長類)アジュバントの開発など、独自の技術基盤を有していることも強みです。長年の実績と専門知識に加えて、顧客との信頼関係を築き、高品質なサービスを提供することで、医薬品開発の効率化と成功に貢献しています。
弱み
新日本科学グループの弱みとしては、外部環境の変化による影響を受けやすい点が挙げられます。例えば、世界的な実験用NHPの不足やドラッグラグによる地域間の医薬品アクセス格差は、同社の事業活動に直接的な影響を与える可能性があります。また、治験の遅延や中止、競争激化なども、収益性の低下につながるリスク要因です。さらに、人権に関するリスクも存在し、サプライチェーン全体での人権尊重が求められています。知的財産権の侵害や抵触も潜在的なリスクであり、訴訟や事業活動の一時的な制限・中断を引き起こす可能性があります。これらのリスクに対して、同社は人権尊重に関するポリシーや知的財産に関するポリシーを策定し、対策を講じていますが、外部環境の変化への対応力をさらに強化する必要があります。また、売上高の期間帰属の適切性も監査上の主要な検討事項として指摘されており、内部統制の強化が求められています。