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手間いらず
手間いらず オルタナティブデータ
手間いらず 株主総会議案データ
手間いらずについて
強み
手間いらず株式会社の強みは、アプリケーションサービス事業における「TEMAIRAZU」シリーズ、多様な人材の活用、そして安定した経営基盤にあります。 「TEMAIRAZU」シリーズは、複数の宿泊予約サイトや自社サイトの在庫、料金、予約情報を一元管理できるシステムです。このシステムを導入することで、宿泊施設は業務効率を向上させるとともに、人手不足の解消にもつながります。さらに、多様な販売チャネルや管理システムと連携可能である点から、宿泊施設の売上向上や利益拡大に寄与しています。同社にとってこのシステムは主力事業であり、収益の大部分を支えています。 また、同社は多様な人材が活躍できる環境の整備を重視しています。年齢や性別、国籍にとらわれず、従業員一人ひとりがユーザーのニーズを的確に把握し、それをビジネスに反映する能力を重視しています。中途採用と新卒採用の両方を積極的に行い、次世代を担う人材の育成にも注力しています。 経営面では、自己資本比率が高く、無借金経営を続けている点が大きな特徴です。これにより、安定した財務基盤を維持しています。さらに、監査等委員会設置会社への移行を通じて取締役への監視・チェック機能を強化し、コンプライアンスやリスク管理を徹底しています。また、ITシステムのリスク対策にも注力しており、外部からのサイバー攻撃や情報漏洩、システム障害のリスクを低減する取り組みを行っています。 これらの強みを活かし、同社はサービスの品質向上や営業力の強化、優れた人材の確保と育成に継続的に取り組んでいます。
弱み
手間いらず株式会社は、小規模な組織体制で事業を運営しており、人材確保と内部管理体制の充実が重要な課題となっています。2024年6月30日時点で、従業員数は41名、取締役は6名で構成されており、今後の事業拡大に対応するためには人員の増強や組織力の強化が求められています。また、人材の確保が難航したり、既存の人材が流出した場合には、事業運営に深刻な影響が及ぶ可能性が懸念されています。 営業部門も少数精鋭で運営されているため、コロナ禍からの経済回復に伴い増加が見込まれる受注機会への対応が課題とされています。この対応のためには、教育研修制度の整備や営業ツールとマニュアルの充実、営業活動を支援するサポート部門の強化、さらに即戦力となる営業人材の採用が求められています。 さらに、事業の根幹を支えるITシステムには、サイバー攻撃や情報漏洩、システム障害といったリスクが存在します。このような課題に対しては、従業員への情報リテラシー教育や開発部門の技術力向上、セキュリティ対策の強化が不可欠であり、継続的な取り組みが必要とされています。