2806 ユタカフーズ

ユタカフーズ株式会社は1919年に製材工場として創業し、その後航空機部品や木製品製造を経て、1952年に味噌醤油の醸造業へ転換しました。1976年には東洋水産との経営参加を得て、だしの素や即席麺の受託製造を開始し、事業を拡大。1997年に現在の社名に変更し、2000年に東京証券取引所に上場しました。主な事業内容は、液体調味料、粉体調味料、チルド食品、即席麺の製造で、特に液体部門ではうなぎのたれが主力製品として広く流通しています。粉体部門では、粉末や顆粒調味料を様々な包装形態で提供し、2019年に鳥取工場へ事業を集約し製販一体の体制を確立しました。即席麺部門では袋麺やカップ麺の製造も行っています。同社は東洋水産の製品の受託製造を主力事業としており、売上の大半が東洋水産向けです。自社開発製品の比率を高めるために、研究開発や販売体制の強化に注力しており、品質管理を徹底し、FSSC22000規格に基づく品質管理を行っています。環境保全活動やコンプライアンス体制の強化にも積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に貢献しています。