強み

ＳＴＩフードホールディングスグループは、「持続可能な原材料及び製造への取り組み」と「特許を含む新技術による組み立て」をベースに商品の開発、一貫製造及び販売を行っています。食の安全・安心への要請、天然水産資源の維持、安全な養殖水産資源の獲得という社会課題、急速な高齢化及びライフスタイルの多様化などを背景に、持続可能なバリューチェーンを創造するとともに、日本の食文化に根差す伝統的なうま味を活かした製品の開発と提供を行うことで、世代を超えた永続企業として、継続的な成長を目指しています。また、内装工程前に印字カメラによる印字検査、非金属の硬質異物を検査するＸ線検査、金属異物を検査する金属検出機及びウエイトチェッカーによる秤量検査を行い、最終的には目視確認も行うことで品質確保に努めています。

弱み

ＳＴＩフードホールディングスグループの弱みとしては、特定の取引先への依存度が高いことが挙げられます。主な販売先は㈱セブン-イレブン・ジャパンの加盟店及び直営店であり、同社との継続的な取引を行っています。販売先の経営戦略の変化により、業績に影響を受ける可能性があります。また、原材料の調達についてもリスクがあり、世界的な規模での水産資源の確保が難しくなり、価格の高騰が起きています。必要な量の確保が困難になることによる販売機会の損失、仕入価格の高騰や歩留まりの悪化による製造コスト増加を吸収できない場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。さらに、人材の確保・育成・定着、労務環境についても課題があり、労働人口減少の進行による採用環境の一段の悪化や、為替変動による外国人人材の減少等により、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。