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グンゼ
グンゼ オルタナティブデータ
グンゼ 株主総会議案データ
グンゼについて
強み
グンゼ株式会社の強みは、品質第一主義と技術立社を基盤とした事業運営にあります。長年にわたり培ってきた技術とノウハウを活かし、各事業分野で高品質な製品・サービスを提供しています。アパレル事業では、顧客に「ここちよさ」を提供するという強い意志を持ち、インナーウエア分野で独自の汗対策技術を開発するなど、顧客ニーズに応える製品開発力が強みです. 機能ソリューション事業では、多層押出延伸技術をベースにした高付加価値包装フィルムの開発や、環境対応プラスチックフィルムの開発など、SDGsに対応した製品開発を推進しています。また、サーキュラーファクトリー(資源循環型工場)の稼働により、プラスチックフィルム分野での競争力強化を図っています。さらに、各事業部門傘下での開発部門に加え、研究開発部と技術開発部が連携し、新規付加価値商品の開発や新規技術の開発、生産技術革新等事業部門支援に取り組んでおり、研究開発体制も強みと言えます。
弱み
グンゼ株式会社の弱みとしては、リスクマネジメント体制やガバナンス体制の課題が挙げられます。過去には、知見のない事業への参入に際して業者に全面的に委ねる形となり、工事のチェック・判断能力が欠如していたことや、コンプライアンス意識の希薄さから、不適切な事態を長期にわたり放置する結果に繋がった事例があります。また、経営陣のチェックが行き届かなかったことや、グループ全体のガバナンス体制が不十分であったことも課題として認識されています。これらの課題に対し、ガバナンス体制の強化と構成員の意識付けの両面から再発防止策を講じていく方針が示されています。具体的には、建築工事に関する本社技術開発部での契約書・図面チェックの徹底、部門長教育・構成員研修の実施、各部門リスクについての自主チェックと機能部門によるモニタリング実施、コンプライアンス監査の継続、トップによる全従業員へのメッセージ発信などが挙げられています。