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ハイパー
決算月:
12月
業種:
情報機器商社ハイパー オルタナティブデータ
ハイパー 株主総会議案データ
ハイパーについて
強み
株式会社ハイパーの強みは、ITサービス事業とアスクルエージェント事業の両輪で安定した収益基盤を持っている点です。ITサービス事業では、法人顧客向けに幅広いIT製品とソリューションを提供しており、特に上場企業や情報システム担当者がいる法人をターゲットにしているため、安定した需要が見込めます。また、アスクルエージェント事業では、新規顧客の開拓と既存顧客の稼働促進に注力し、インターネット広告を活用した販売戦略により、売上を伸ばしています。さらに、同社は顧客との関係強化にも力を入れており、CRMの活用を通じて顧客満足度を高めています。2023年には株式会社メビウスを連結子会社化し、事業領域を拡大していることも強みです。これらの事業戦略と顧客基盤により、不透明な経済環境下でも事業収益の継続的な向上に取り組んでいます。
弱み
株式会社ハイパーの弱みとして、ITサービス事業における外部環境の影響を受けやすい点が挙げられます。世界的なインフレーションや景気後退の懸念により、企業のIT投資抑制が起こると、同社の売上にも影響が出ます。また、2022年には過年度の不適切な会計処理が判明し、特別損失を計上したことも経営上の課題として残っています。さらに、自己資本比率が37.3%とやや低い水準にあり、財務基盤の強化が求められます。従業員数も減少傾向にあり、人材の確保と育成も重要な課題です。これらの要因から、外部環境の変化への対応力と内部管理体制の強化が同社の課題となっています。