強み

トレジャー・ファクトリーの強みは、多岐にわたる商材を取り扱い、顧客ニーズに柔軟に対応できる店舗運営です。マニュアルに頼らない自律型人材の育成に力を入れ、年間30店前後の出店に向けて、新卒・中途採用を強化し、パート・アルバイトからの社員登用も積極的に行っています。一般顧客からの買取を強化しており、店頭買取ではポイントサービスや利便性を提供、出張買取では大型家電・家具等に対応、宅配買取ではインターネット経由で全国からの買取を強化しています。また、異業種との提携により、各提携先の顧客に買取サービスを紹介する取り組みも推進しています。物流センターを関東・関西に整備し、新店用・既存店への補充在庫の確保と共有体制を強化。インターネット経由の売買にも注力し、消費スタイルの変化に対応しています。リユース事業は生活に密着しており、社会の変化や事業環境の変化に対応することで、永続的な発展を目指しています。

弱み

トレジャー・ファクトリーの弱みとして、自然災害リスクが挙げられます。2024年2月期末時点で全275店舗のうち175店舗を首都圏に出店しており、首都圏での地震、風水害等の自然災害が業績に大きな影響を与える可能性があります。また、ライフラインの途絶や行政からの避難命令等による営業継続困難も業績に影響を及ぼす可能性があります。個人情報管理も課題であり、個人情報が流出した場合には、社会的信用の失墜や多額の経費発生により、業績に影響を及ぼす可能性があります。人材の確保と育成も重要な課題であり、採用動向や人材育成が計画通りに進まない場合には、店舗展開に支障をきたす可能性があります。M&Aにおいては、外部環境の著しい変化、人材の流出、当事者間の利害不一致等により、想定通りに推移しないリスクがあります。古物営業法に定める規則に反した場合には、営業許可の取消しや営業停止等の処分を受ける可能性があり、業績に影響を及ぼす可能性があります。