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富士山マガジンサービス
決算月:
12月
業種:
書店・複合店富士山マガジンサービス オルタナティブデータ
富士山マガジンサービス 株主総会議案データ
富士山マガジンサービスについて
強み
富士山マガジンサービスの強みは、雑誌の定期購読サービス提供事業者としての確立されたポジションと、400万人を超える総登録ユーザー数に裏打ちされた顧客基盤です。多様な雑誌のラインナップと、定期購読期間に応じた割引や特典、紙媒体とデジタル版のバンドル提供といったサービスにより、読者のニーズに応じた購読形態を提供しています。また、出版社に対しては、安定した販売顧客基盤を提供することで経営を支援し、定期購読業務の負担を軽減することで、出版社が定期購読に取り組みやすくする施策を講じています。さらに、長年にわたり培ってきた個人情報管理体制とプライバシーマークの取得により、顧客からの信頼を得ています。
弱み
富士山マガジンサービスの弱みとしては、まず、取扱高の伸び悩みがあげられます。定期購読や雑誌読み放題サービスの取扱高は増加しているものの、配送請負業務の受注減少や不採算事業の整理により、全体としての取扱高は前年並みの水準に留まっています。また、雑誌配送請負サービスの受注額減少や雑誌の休刊等による売上高の減少が、固定費の増加を相殺できず、営業利益の減少につながっています。さらに、小規模組織であるため、経営を特定の人物(代表取締役会長)に依存している点もリスクとして挙げられます。優秀な人材の確保と育成、組織体制の強化が重要な課題であり、そのため労働条件の改善や魅力的な職場作りを推進する必要があります。