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丸八ホールディングス


従業員数パッケージプラン
月額: 4,400

Metrics

従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


企業分析

強み

丸八ホールディングスの強みは、寝具・リビング用品事業における一貫体制です。製品企画から原材料調達、製造、品質管理、物流、販売、関連サービスまでをグループ内で完結させることで、高品質な製品提供と効率的な事業運営を可能にしています。特に、主力製品である羽毛ふとんについては、ラオス工場と国内工場との連携により、コスト効率と品質管理の両立を図っています。 また、ダイレクトセールスにおいては、販売員に対する集合型研修やeラーニングを通じて、高い販売技術と商品知識を習得させており、顧客への提案力を強化しています。さらに、自社工場でのふとんクリーニングを戦略的な商材と捉え、顧客へのアフターサービスを強化するとともに、一般の衛生意識の高まりに対応することで、業績拡大を図っています。 加えて、「丸八真綿」ブランドを前面に出して事業を推進することで、販売チャネルを強化しています。販売、レンタル、アフターサービス等、各事業部間の連携を強化することで、顧客ニーズに幅広く対応し、売上拡大を目指しています。新製品開発においては、社是である「真理の綿の追求」に基づき、新素材の製品化に努めるほか、睡眠時無呼吸症候群専門医療機関や整形外科医院とも連携し、広角的に取り組んでいます。

弱み

丸八ホールディングスの弱みとして、まず挙げられるのが販売員の確保です。労働者不足が深刻化する中、採用活動が想定通りに進まない場合や、労働環境の変化、行政処分等により企業イメージが低下した場合、販売員の確保が難しくなり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、原材料の仕入価格上昇と為替変動もリスク要因です。寝具の主要原材料である羽毛を主に中国・東欧から仕入れているため、仕入価格の上昇や円安が進んだ場合、仕入価格全体が上昇する傾向にあります。 さらに、ダイレクトセールスにおいては、特定商取引法による厳格な規制が存在し、法令違反や行政処分、クレーム情報のSNS拡散などにより、企業イメージが低下する可能性があります。また、ダイレクトセールス全体のイメージダウンにつながるような事象が発生した場合も、業績に影響を及ぼす可能性があります。 生産体制においては、国内工場が静岡県西部に集中しているため、東海地震・東南海地震及びそれらに伴う津波等の自然災害が発生した場合、生産活動に支障をきたす可能性があります。加えて、情報漏洩のリスクも存在します。システムトラブルや外部からの不正アクセス、社員による人為的なミス等により個人情報が漏洩した場合、信用失墜による売上高の減少や損害賠償金の支払いが発生する可能性があります。 最後に、持株会社としてのリスクとして、中間統括会社やグループ各社が同社に対して配当金や経営指導料を支払えない状況が生じた場合には、同社が株主に対して配当を支払えなくなる可能性があります。