強み

FOOD & LIFE COMPANIESの強みは、調達力とオペレーション力にあります。これらの強みを活かし、スシロー業態以外の飲食事業においても事業創出の機会を増やしています。また、店内調理へのこだわりも強みの一つであり、手間をかけることや、調達力を活かしてうまい部位を使用すること等により商品に磨きをかけ、本格的なすしの味を提供することで差別化を図っています。さらに、顧客ニーズへの対応として、アプリの登録者情報や店舗での発券等の顧客情報に基づき、お客様の特性に応じたサービスの提供、客単価の向上、オリジナルメニューの強化を推進しています。株主総利回りも高く、164.5%を記録しており、株主への還元も積極的に行っています。

弱み

FOOD & LIFE COMPANIESの弱みとしては、低価格回転寿司業界における価格競争の激化が挙げられます。競争力を維持するためには、広告宣伝費やマーケティングに経営資源を投入する必要がありますが、その戦略が成功するとは限りません。また、日本の人口減少により、レストラン及び飲食業界の全体的な規模の成長が鈍化する可能性があり、競争が激化する可能性があります。さらに、食材等の調達困難・価格高騰もリスク要因であり、鮮魚類等の食材や店舗用品の価格変化に適切に対応する必要があります。社員の労働力確保と賃金上昇も課題であり、労働力人口の減少が続いているため、従業員数を確保することが経営上の重要事項となっています。自己資本比率が12.0%と低い水準であることも懸念材料です。