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ファインデックス


決算月:
12月

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プレミアムプラン

27,500 円(税込)/


株価指標(β版)

前日終値 (06/07 時点)733.00(-4)
PER(予)17.6
PBR(実)3.38
ROE22.3 %
ROA17.39 %
時価総額19,504 百万円

ファインデックス オルタナティブデータ

従業員数

データ粒度:month

従業員数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


ファインデックス 株主総会議案データ

ファインデックスについて

強み

ファインデックスの強みは、医療情報システムに特化した研究開発型企業である点です。長年の医療情報技術の知見と、他社が追随困難な高度な研究開発能力を基盤に、医療現場のニーズに迅速かつ的確に対応した高品質なソリューションを提供しています。主力製品である画像ファイリングシステム「Claio」、診療記事記載システム「C-Note」、文書作成システム「DocuMaker」などは、大規模病院で高い評価を得ており、病院情報システムの中核として重要な役割を果たしています。 さらに、ファインデックスは独自の技術と製品を有しており、視線分析型視野計「GAP」は、他の類似製品と一線を画す独自の検査ロジックを持ち、多くの医療関係者から注目されています。また、国内外で多数の特許を取得しており、知的財産権による保護にも注力しています。これらの特許は、技術的な優位性を支え、競争力を高める要素となっています。 加えて、医療業界におけるデジタル技術の活用ニーズの高まりに対応し、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)関連のソリューション開発にも力を入れています。政府主導の医療DXプロジェクトにおいて、同社の製品やサービスは、業務効率化や地域医療連携に貢献しており、今後の成長が見込まれます。また、オフィスシステム領域でも競合が少なく、行政組織からの関心が高まっているため、自社製品の拡販が進んでいます。 これらの強みを活かし、ファインデックスは従業員の知識、経験、能力を重視し、適切な人材育成にも注力しています。労使関係も円満に推移しており、従業員のエンゲージメントを高める健全な就労環境の構築・維持に取り組んでいます。

弱み

ファインデックスの弱みとして、まず特定の役員への依存が挙げられます。代表取締役社長である相原輝夫氏が経営の最高責任者として営業活動や開発活動に深く関与してきましたが、業務分掌や職務権限の委譲が進んだものの、同氏が業務を続けることが困難になった場合、経営成績に影響を与える可能性があります。 また、人材の確保と育成も課題です。医療とITに関する高度な知識と提案力が求められる従業員の育成が重要であり、継続的な採用活動と教育プログラムによる人員拡充が必要です。しかし、計画的な採用や育成が進まない場合、事業拡大や将来性に影響を及ぼす恐れがあります。 販売パートナーとの関係も重要です。販売パートナーを通じて製品を拡販している同社は、良好な関係を維持していますが、パートナーの経営戦略変更や他社製品の取り扱い変更により関係が維持できなくなった場合、営業拠点から遠い地域のユーザーへのサポートに支障をきたし、業績に影響を与える可能性があります。 さらに、製品・サービスの陳腐化のリスクも存在します。既存製品の改良と新製品の開発に取り組んでいるものの、想定外の新技術や新サービスが普及した場合、製品が陳腐化し業績に悪影響を与える可能性があります。また、激化する市場競争による製品価格の引き下げも、業績に影響を与える恐れがあります。 加えて、知的財産権に関するリスクも懸念材料です。特許権などの知的財産権を取得している同社は、第三者からの異議申し立てや侵害による訴訟のリスクに直面しています。これにより、損害賠償や使用差し止めが求められる可能性もあります。 感染症流行の影響も考慮する必要があります。主要顧客である医療機関の操業に影響を与える感染症の流行は、システム導入の長期化や延期を引き起こし、業績に影響を与える可能性があります。 最後に、情報管理体制も重要な課題です。医療機関の情報を取り扱うため、情報漏洩が発生すると、損害賠償や社会的信用の失墜につながるリスクがあります。 これらのリスクに対して、ファインデックスはリスク管理体制の強化や事業継続計画の策定、人材育成への投資を通じて、リスク軽減に取り組む必要があります。