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enish


enish TVCM出稿量
月額: 8,250
従業員数パッケージプラン
月額: 4,400

Metrics

TVCM出稿量

データ粒度:day

1日で放送されたCMの回数


TVCM出稿量

データ粒度:day

1日に放送されたCMの秒数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


企業分析

強み

株式会社enishの強みは、モバイルゲーム市場における長年の経験と、それによって培われた分析力です。同社は、2009年のSNSプラットフォームのオープン化を契機に、独自の経営シミュレーションゲーム「ぼくのレストラン」をリリースし、その後、さまざまなジャンルのゲームを提供してきました。この経験を通じて蓄積されたデータ分析力は、ゲームの継続的な改良や新規タイトルの企画・開発に活かされています。 また、ブラウザゲームの運営ノウハウも同社の強みの一つです。特に、「ぼくのレストランⅡ」や「ガルショ☆」など、女性ユーザーに人気の高いブラウザゲームを運営しており、これらのタイトルはライフタイムバリューが高いとされています。これらのゲームの運営を通じて、新機能の追加や新規イベントの導入、クオリティの維持など、長期的な運営力を強化しています。 さらに、ネイティブアプリケーションゲームの開発力も強みです。既存のブラウザゲームで得られた安定した収益と技術力を活用し、高品質なネイティブアプリケーションゲームを提供しています。新規タイトル開発においては、オフショアを活用することで開発費を抑制し、高品質なIPタイトルの開発を目指しています。 同社は、多岐にわたるゲームジャンルの開発・運用ノウハウを持っており、経営シミュレーションゲーム、パズルゲーム、ロールプレイングゲームなど、さまざまなカテゴリーのゲーム開発に対応できる人材を確保しています。また、サービス提供前の徹底した検証作業や、サービス提供後の行動分析に基づいたユーザー満足度の高いサービス提供を重視しています。 これらの強みを活かし、同社は収益基盤の安定化と拡大を目指しており、既存タイトルの長期的な運営、コストコントロール、魅力的な新規タイトルの継続的な提供、そしてブロックチェーン技術を活用した新しいゲーム開発にも積極的に取り組んでいます。

弱み

株式会社enishの弱みとして、まず収益基盤の不安定さが挙げられます。同社は過去に営業損失やマイナスの営業キャッシュフローを計上しており、これにより継続企業の前提に関する重要な疑義が生じている状況です。2023年度も売上高は減少しており、営業損失、経常損失、当期純損失が前年度より拡大しています。 また、ブラウザタイトルへの依存度が高いことも弱みの一つです。同社は「ぼくのレストランⅡ」や「ガルショ☆」といったブラウザタイトルで高い収益を上げていますが、これらのタイトルはユーザーの嗜好の変化や市場縮小の影響を受けやすいというリスクがあります。 ネイティブアプリケーションゲームの開発においては、開発コストの増加や開発の長期化も課題です。同社はオフショアを活用してコスト削減に努めていますが、依然として開発費の高騰リスクがあり、新規参入企業の増加に伴い、制作委託先の確保が困難になったり、委託費用が上昇する可能性も指摘されています。 さらに、競争環境の激化も同社にとって大きな脅威です。モバイルゲーム市場は競合他社が多数存在し、高機能な端末を利用した本格的なゲームとの競争も激化しています。また、技術革新のスピードが速く、これに適切に対応できない場合、事業や業績に影響を与える可能性があります。 加えて、システム障害のリスクも存在します。自然災害や事故による通信ネットワークの遮断、サーバーの停止、不正アクセスなどによりサービス提供に支障が出る可能性があり、損害賠償や信頼低下につながるリスクも抱えています。 これらの課題に対応するため、同社はコスト削減、事業の選択と集中、新規タイトルの開発、人材育成などに取り組んでいますが、これらの施策が十分な効果を発揮するかどうかは不確実であり、今後の業績回復状況を慎重に見極める必要があるとされています。