3802
エコミック
エコミック オルタナティブデータ
エコミック 株主総会議案データ
エコミックについて
強み
エコミックグループの強みは、質の高いアウトソーシングサービスを通じて顧客企業の生産性向上を支え、その成長を促すカスタマーサクセスを重視している点にあります。具体的には、多様な人材を積極的に採用し、育成することで企業体質を強化しています。また、複数の事務センターを拠点とし、災害や感染症などのリスク分散に努めています。 さらに、業務成果物の正確性や品質向上に取り組むとともに、情報管理体制を強化し、顧客からの信頼を高めています。サステナビリティへの配慮も重視し、人材育成や働きやすい環境の整備を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。加えて、新給与計算システムや年末調整システムの運用拡大、改修など、IT技術の活用にも積極的に取り組んでいます。
弱み
エコミックグループの弱みとしては、業務品質の低下リスクや従業員の出社不能リスク、人材確保の課題、競争激化、売上高営業利益率の目標未達などが挙げられます。 業務品質の低下リスクでは、不正確な事務処理や不正の発生が顧客の信用を損ない、業績に悪影響を与える可能性があります。また、災害や疫病によって多くの従業員が出社できなくなった場合、業務遂行能力の低下が懸念されます。 人材確保においては、事業拡大に伴う業務量の増加に対応するため、優秀な人材を十分に確保し、継続的な社員教育を行う必要がありますが、それが不十分な場合、サービスの品質低下につながる可能性があります。さらに、給与計算アウトソーシング市場で大企業をターゲットとする競合他社が増える中、競争が激化して受注獲得が難しくなるリスクもあります。 売上高営業利益率については、目標値10%に対して2024年3月期の実績が8.0%と、目標未達の状況であり、収益性向上に向けた改善の余地がある点も弱みといえます。