4176
ココナラ
ココナラ オルタナティブデータ
ココナラ 株主総会議案データ
ココナラについて
強み
ココナラの強みは、多様なユーザーによる継続的な利用と、それによって蓄積されるデータにあります。以前から購入実績がある既存ユーザーによる流通高の比率が増加傾向にあり、2017年度以降は半数を超える割合で推移しています。ユーザーの評価数や購入履歴などのデータが蓄積され続けることで、他社からの参入に対する強固な障壁を構築。 当初はワンコイン(500円)のオンライン限定サービスとしていましたが、徐々に制約を開放することでサービスを拡張。テキストや電話に加え、ビデオチャットによるサービス提供を可能とし、出品サービスの質の向上に伴い価格の緩和も開始。 また、厚生労働省が副業を許容するモデル就業規則に改訂、経済産業省主導の「電子商取引規則に関する準則」でシェアリングエコノミーを活用した副業を容認するなど、政府が副業解禁を推進しており、日本の大企業でも副業を容認する動きが広がっていることも、ココナラの成長を後押ししています。
弱み
ココナラの弱みとして、特定人物への依存、人材の確保と育成、小規模組織であることが挙げられています。 経営体制においては、執行役員制度を導入するなど、特定人物に過度に依存しないようにしていますが、何らかの理由で鈴木歩が業務を継続できなくなった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 事業拡大のため、プロダクト開発、ユーザー対応、ユーザー獲得など、先行的な人員増強を計画し積極的に採用を進めていますが、求める優秀な人材を必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や、人材流出が進んだ場合には、経常的な業務運営や事業領域の拡大に支障が生じる可能性があります。 取締役6名、従業員265名という小規模組織であるため、最適と考えられる内部管理体制及び業務執行体制を構築していますが、今後の事業拡大によっては、組織体制の強化が求められる可能性があります。