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フリー
決算月:
6月
業種:
会計・財務システムフリー オルタナティブデータ
フリー 株主総会議案データ
フリーについて
強み
フリー株式会社の強みは、AIなどの先進テクノロジーを活用したクラウドERPサービスを提供し、スモールビジネスの生産性向上と経営改善を支援している点です。同社は、会計、人事労務、契約等のバックオフィス業務をクラウド上で一元管理できるプラットフォームを提供しており、これにより中小企業は業務効率を大幅に向上させることができます。 特に、「freee会計」は、記帳業務の上流工程まで含めた一体的な設計により、経理業務の枠を超えたバックオフィス全体の効率化と経営者の意思決定を支援します。また、パブリックAPIの公開により、外部のソフトウェアとの連携が容易になり、ユーザーは自社のニーズに合わせてサービスをカスタマイズできるようになります。さらに、「freeeサイン」のような電子契約サービスは、法務担当者がいないスモールビジネスでも簡単に利用できるインターフェースを提供し、契約業務の効率化を実現しています。 これらのサービスを通じて、フリー株式会社はクラウド会計・クラウド人事労務業界のマーケットリーダーとしての地位を確立しています。
弱み
フリー株式会社の弱みとして、継続的な損失計上が指摘されています。経営指標を見ると、経常損失や当期純損失が複数年度にわたって計上されており、収益性の改善が課題となっています。自己資本比率も低下しており、2020年6月期から2024年6月期にかけて減少しています。この減少は、利益剰余金の減少が原因とされ、財務基盤の強化が求められています。さらに、従業員数の増加に伴うコストの増加も課題です。売上原価や販売費及び一般管理費が増加しており、特に中長期成長戦略に伴う先行投資が主な要因となっています。