4502 武田薬品工業

武田薬品工業株式会社は、研究開発型のバイオ医薬品企業として、消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー（がん）、およびニューロサイエンス（神経精神疾患）の5つの主要なビジネスエリアに注力しています。医薬品は約80の国と地域で販売され、世界中に製造拠点を展開しています。 研究開発では、消化器系疾患、炎症性疾患、ニューロサイエンス、およびオンコロジーに焦点を当て、血漿分画製剤とワクチンにも力を入れています。特に、未だ治療法が確立されていない疾患に対する医療ニーズに対応することを重視しています。同社は、社内の研究開発エンジンと200社以上との提携を通じて、多様なパイプラインを強化しています。 長期的な成長のためには、フリー・キャッシュ・フローを活用して、社内外の投資機会に戦略的に投資しています。新製品の開発や商業化、既存製品の適応拡大や地理的市場拡大にも注力しており、研究開発費には7,299億円が投じられています。研究開発拠点としては、マサチューセッツ州ケンブリッジ、神奈川県藤沢・鎌倉地域（湘南ヘルスイノベーションパーク）、カリフォルニア州サンディエゴなどがあります。 従業員の心身の健康にも配慮し、ライフ・ワーク・アライメントの推進やグローバルに展開する福利厚生へのアクセスの平等を設定しています。多様な働き方を尊重し、従業員の能力を最大限に引き出す環境づくりを行っています。 リスク管理では、全社的なプロセスを構築し、取締役会の監督の下でリスク識別、評価、低減施策を実施し、リスクに基づいた意思決定を行っています。