4538 扶桑薬品工業

扶桑薬品工業株式会社は、医療用医薬品を主力とする企業で、特に人工腎臓用透析剤に強みを持っています。1937年に国産ブドウ糖の販売会社として設立され、その後注射液の製造販売を開始し、透析液の開発にも着手しました。現在では医薬品事業と不動産事業を展開しており、従業員数は1,307名です。 同社は、社会の高齢化が進む中で、増大する医療ニーズに対応するため、医薬品の開発と安定供給に注力しています。生命関連産業の一員として、株主や関係者の期待に応えることを経営の基本方針に掲げています。 2024年3月期の業績では、安定した経営を示しています。また、茨城工場において、人工腎臓用粉末型透析剤の製造ラインの増設を行い、2024年1月から稼働を開始しました。これにより、主力製品の安定供給体制が強化されています。