4547 キッセイ薬品工業

キッセイ薬品工業株式会社は、「輪と和を通じて、より大きく社会に貢献する」を経営理念とし、「株主、社員、地域、歴史・文化、環境」を重視する経営を推進しています。医薬品事業を中核として、新薬開発、特に低分子にフォーカスした創薬研究を推進しています。国内医療用医薬品事業の売上拡大を目指し、重点戦略製品の育成、ライセンスイン、臨床開発後期ステージの開発プロジェクトの事業化に注力しており、希少疾病領域における情報提供・販売体制も構築しています。また、ヘルスケア食品事業では高品質な製品提供と新製品開発によって収益拡大を目指しています。海外では、既存製品の収益確保に加え、リンザゴリクスの発売やライセンスアウトによる新たな収益基盤の構築を進めています。 事業は多岐にわたり、連結子会社を通じて、物品販売事業（信州そばを中心とした麺類開発・販売、各種設備機器や車両の販売、保険代理店業）、情報サービス事業（システムインテグレーションサービス、システムリソースサービス、メディカルシステム開発・販売）、建設請負事業（建物の建築から設備・施設の維持管理までを行う総合建設サービス）を展開しています。また、非連結子会社では、製薬・化粧品などの業種向けに生産管理システムの設計・開発・販売を行っています。 人材育成においては、「自律型人材の育成」をメインビジョンとし、社員の成長と会社の発展を同時に実現することを目指しています。働きがいのある職場づくりを重視し、社員のエンゲージメントを定期的に測定し、人事施策の検討・実施につなげています。また、多様な価値観を尊重し、ダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョンとジェンダー平等の推進にも取り組んでいます。さらに、社員の心身の健康を重視し、「キッセイ薬品健康宣言」を制定しています。 コーポレート・ガバナンスを強化し、リスク管理委員会とコンプライアンス委員会を設置、全社的なリスク管理体制を整備しています。サステナビリティ関連リスクについても重要な経営リスクとして捉え、サステナビリティ推進委員会で特定したリスクに対して対応策を講じています。