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ブライトパス・バイオ
ブライトパス・バイオ オルタナティブデータ
ブライトパス・バイオ 株主総会議案データ
ブライトパス・バイオについて
強み
ブライトパス・バイオ株式会社の強みは、がん免疫治療薬に特化した開発領域にあります。免疫チェックポイント阻害抗体によって有効性が証明された創薬コンセプトを具現化する方法を拡大し、従来の治療法では効果が得られなかったアンメット・メディカル・ニーズを満たすことができます。創業以来の経験とノウハウが蓄積されており、世界の医薬品市場の成長を牽引している領域で活動しています。また、国内外のアカデミアやベンチャー企業と連携するオープンイノベーションにより、最先端のサイエンスへのアクセスを可能にしています。 ライセンスアウト型の事業モデルを採用しており、シーズの創製や創薬コンセプトの証明に集中し、早期収益化を図ることで開発を持続的に行える体制を築いています。知的財産の導出を通じて収益化を目指すモデルであり、最先端のサイエンスが織り込まれていないとこのモデルは成立しません。リスク管理については、リスク管理規程を定め、リスク管理委員会を設置し、リスクの洗い出しや評価、対応策の策定を実施しています。
弱み
ブライトパス・バイオ株式会社の弱みとしては、研究開発型のビジネスモデルに起因する、収益がライセンスアウト時の契約一時金やマイルストン収入に依存している点が挙げられます。開発には長期間と多額の資金が必要であり、早期の収益化が不可欠ですが、パイプラインの研究開発が完了し製品化されるまでには長期間を要するため、今後も多額の資金調達が必要となります。適切なタイミングで資金調達ができなかった場合、事業の継続に重大な懸念が生じる可能性があるのが課題です。 また、新株発行などによる資金調達を行う場合、株式価値が希薄化するリスクも伴います。経営成績に大きな影響を与える要因は、研究開発の遅延や中止に関連する事象です。さらに、小規模な組織であるため、経験を積んだ人材の登用が必要であり、その結果として従業員の平均年齢が比較的高くなる傾向があります。