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ペルセウスプロテオミクス
決算月:
3月
業種:
バイオペルセウスプロテオミクス オルタナティブデータ
ペルセウスプロテオミクス 株主総会議案データ
ペルセウスプロテオミクスについて
強み
株式会社ペルセウスプロテオミクスの強みは、豊富なファージ抗体ライブラリと独自の抗体スクリーニング技術にあります。特に、細胞を用いる独自のICOS法により、細胞表面に存在する蛋白質の立体構造を反映した親和性の高い抗体を効率的に取得できる点が特徴です。また、ナイーブレパートリーやラクダ抗体ライブラリなど、多様な抗体取得技術を保有しており、これによりさまざまな標的に対して最適な抗体を作出することが可能となっています。 さらに、東京大学発の技術を起点としたアカデミアとの強力な連携も大きな強みです。これにより、最先端の抗体技術を導入し、医療ニーズにマッチした医薬品シーズ抗体を取得することができ、企業理念である「最先端の抗体技術で世界の医療に貢献する」ことを実現するための基盤が整っています。
弱み
株式会社ペルセウスプロテオミクスは、研究開発を中心に進めるビジネスモデルを採用しており、そのため継続的な営業損失を計上し、営業キャッシュ・フローはマイナスとなっています。収益は、主に契約時の一時金やマイルストーン収入に依存しており、研究開発の進捗が遅れる場合や導出先の研究開発方針に変更があった場合、経営成績に影響を与える可能性があります。 また、従業員数が30名未満という小規模な組織であるため、内部管理体制も規模に見合ったものとなっています。今後事業が拡大する中で、必要な人員を確保できない場合、組織的な事業展開に影響を及ぼす可能性もあります。 加えて、税務上の繰越欠損金を有しているため、将来的に業績が順調に推移し、繰越欠損金を上回る課税所得が発生すると、当期純利益や当期純損失、さらにはキャッシュ・フローに影響が出る可能性も考えられます。