強み

株式会社モダリスは、遺伝子治療薬の研究開発に特化した創薬ベンチャーであり、独自の技術とノウハウを蓄積していることが強みとなっています。同社は、自社モデルと協業モデルを組み合わせたハイブリッドモデルを採用し、リスク分散と安定的な収益拡大を目指しています。また、複数のパイプラインを有しており、多様なポートフォリオを展開しています。 さらに、米国マサチューセッツ州ウォルサム市に研究開発拠点を構え、現地の規制に準拠しながら研究開発活動を進めています。知的財産権に精通した社外取締役や、製薬業界での豊富な経験を持つ社外取締役を擁し、経営体制の強化を図っています。

弱み

株式会社モダリスは、研究開発型の創薬ベンチャーであり、多額の初期投資が必要となるため、投資資金の回収には時間がかかる傾向があります。そのため、当期純利益や事業収益が不安定に推移する可能性があり、マイナスの繰越利益剰余金を計上するリスクも抱えています。 また、開発中の製品候補が薬事承認を得るまでに想定以上の時間がかかる可能性や、承認後の法規制の変更が事業戦略や経営成績に影響を与えるリスクも存在します。さらに、医療費抑制策による薬価引き下げ圧力や為替変動が業績に影響を及ぼす可能性もあります。必要なタイミングで資金を確保できない場合、事業の継続に重大な懸念が生じるリスクがあります。