4995 サンケイ化学

サンケイ化学株式会社は、農薬の製造販売および農薬に関連した防除事業を主な事業内容とする企業グループの中核企業です。1918年に鹿児島化学研究所として創立され、1962年に現在の社名に変更され、福岡証券取引所に上場しました。グループは、同社と連結子会社2社（富士グリーン㈱、㈱サンケイグリーン）、持分法適用関連会社1社（琉球産経㈱）で構成されています。 同社は、製造した製品や仕入れた商品を全国農業協同組合連合会（全農）を通じて経済連・農協に販売するほか、商社や特約店を通じて販売しています。また、関係会社を通じて製品・商品を販売しており、これらの関係会社は製造した製品や仕入れた商品を商社や特約店を通じて販売しています。主な製品には、水稲用殺虫剤「スクミノン」、園芸用殺虫剤「サンケイ コテツベイト」、食品由来物質を用いた「サンクリスタル乳剤」、「ハッパ乳剤」、樹幹注入剤「ウッドスター」などがあります。 事業展開においては、地域密着を基本とし、環境保全型農業の推進や森林、公園、ゴルフ場等の緑化防除事業、不快害虫防除薬剤の開発と防除事業に注力しています。また、研究開発では、安全性が高く環境にやさしい製品、地域性を活かした製品の開発に力を入れており、新規農薬登録や適用拡大に努めています。 同社グループは、品質、安全、環境への配慮、コンプライアンスを重視し、内部統制室を設置して評価を行っています。また、サステナビリティに関する取り組みとして、「環境との調和を図り社会に貢献する」という基本理念を掲げています。