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フマキラー


決算月:
3月

フマキラー レポート

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フマキラー CM

8,250 円(税込)/


プレミアムプラン

27,500 円(税込)/


株価指標(β版)

前日終値 (06/13 時点)1,109.00(+7)
PER(予)9.3
PBR(実)0.72
ROE6 %
ROA2.25 %
時価総額18,287 百万円

フマキラー オルタナティブデータ

従業員数

データ粒度:month

従業員数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


CM

データ粒度:day

1日で放送されたCMの回数


CM

データ粒度:day

1日に放送されたCMの秒数


フマキラー 株主総会議案データ

フマキラーについて

強み

フマキラー株式会社の強みは、長年にわたり培ってきた殺虫剤事業における高い技術力とノウハウです。特に、世界初の専売特許殺虫剤「強力フマキラー液」や電気蚊取り「ベープ」など、革新的な製品を開発してきた実績があります。近年では、蚊やマダニが媒介する感染症の脅威に対応するため、高効力を実現した「効きめプレミアシリーズ」を開発するなど、消費者のニーズに応じた製品開発を積極的に行っています。また、海外展開も積極的に進めており、東南アジアを中心に、蚊が媒介する感染症の被害が拡大している地域での殺虫剤需要の高まりに対応しています。海外子会社20社を擁し、世界約70カ国に及ぶグローバルネットワークを構築しています。 さらに、殺虫剤だけでなく、家庭用品や園芸用品など、幅広い製品ラインナップも強みです。特に、アルコール除菌剤やウイルス・細菌・アレルギー対策商品など、消費者の生活シーンに安心安全を提供する製品の開発にも注力しています。また、研究開発体制の強化にも力を入れており、広島工場内に研究開発棟と生産設備からなる「ブレーンズ・パーク広島」を建設・拡充しています。産学官連携も積極的に行い、外来種問題に対する研究開発も推進しています。 加えて、エステー株式会社との資本業務提携により、営業・開発・生産・海外の各分野で協業を進めており、相乗効果による業容拡大を目指しています。これらの強みを活かし、フマキラーは「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る」という経営理念のもと、グローバルな競争力を持つ企業として、更なる企業価値の向上に努めています。

弱み

フマキラー株式会社の弱みとして、まず挙げられるのは、季節変動による業績の偏りです。主力商品である殺虫剤の売上が夏季に集中するため、第4四半期と第1四半期の売上高が高くなる一方、第3四半期には返品が発生しやすいという課題があります。このため、年間を通して安定した収益を確保するために、家庭用品部門の強化や、花粉・ウイルス対策剤など季節変動の影響を受けにくい商品の販売に注力しています。 また、原材料価格の高騰も大きなリスク要因です。同社が主に使用する溶剤、噴射剤、化学薬品、樹脂、鋼材などの原材料価格は、為替変動や国際情勢の影響を受けやすく、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対しては、複数のサプライヤーからの購買や、VA/VE活動を通じて価格変動のリスク軽減に努めています。 さらに、為替変動の影響も無視できません。海外売上高の構成比率が57.7%と高い同社にとって、為替レートの変動は連結業績に大きな影響を与える可能性があります。円安が進むと海外売上高の円換算後の数値は増加しますが、海外からの仕入価格も上昇するため、収益にマイナスの影響を与える可能性もあります。 加えて、新製品や改良品の需要予測の難しさも課題です。需要予測が外れると、商品・製品が滞留し、評価減が必要となる可能性があります。競合他社との競争や、消費者のニーズの変化に迅速に対応し、過剰在庫を抱えないようにする必要があります。 その他、買収・提携による影響、資金調達の影響、有価証券の価値の変動、法的規制、情報管理のリスク、知的財産権の侵害、品質のリスクなども潜在的な弱みとして認識されています。これらのリスクに対しては、それぞれ適切な対応策を講じていますが、常に変化する経営環境の中で、これらのリスクに柔軟に対応していくことが求められます。 これらの弱みを克服するために、フマキラーは、経営基盤の強化や事業展開のスピードアップに積極的に取り組んでいます。