強み

株式会社ドラフトの強みは、デザインを基軸とした多様な領域での新たな事業創出にあります。レギュラープロジェクトを収益基盤として活用し、「山下泰樹建築デザイン研究所」を中心にプロポーザルプロジェクトやリーディングプロジェクトで新たな事業形態やデザイン価値を自ら創出しています。高いクリエイティビティを背景に、オフィスやビル、商業施設などでのディスプレイデザインや建築デザインを通じて、実績に裏打ちされた受注型ビジネスを基盤としており、これが強みの一つとなっています。 さらに、先端的なアイデアを取り入れた新しい分野への取り組みを積極的に展開し、先進的な提案型事業として実現しています。また、社員の多様なスキルと能力を活かし、クライアントの課題解決に取り組むことで、優れたデザインを生み出しています。週休3日制度や家賃補助制度など、社員が働きやすい環境作りを継続的に行い、優秀な人材の確保と育成にも力を入れています。

弱み

株式会社ドラフトの事業は、商業施設におけるディスプレイデザインを中心に、特に都市計画やビルリノベーションなどの分野で景気動向の影響を受ける可能性があります。経済情勢の悪化や不測の事態の発生によって、市場の急激な縮小や競争環境の激化が生じると、業績に悪影響を及ぼすことが懸念されます。また、施工工事の大部分を外注に依存しているため、受注案件数の増加や営業エリアの拡大に伴い、外注先を確保できない場合や、外注先の経営不振や繁忙による工期遅延が発生した場合も、業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、法的規制の改廃や新たな規制の導入によって、対応に要するコストの増加や受注できない業務の発生があると、業績に影響を与えることも考えられます。また、代表取締役である山下泰樹氏に過度に依存している点もリスクとして挙げられ、同氏が業務遂行困難となった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。