5408 中山製鋼所

中山製鋼所は、1919年9月に創業者中山悦治が兵庫県尼崎市で亜鉛鉄板製造工場を設立したことに始まります。1923年12月には株式会社中山悦治商店を設立し、1934年6月に株式会社中山製鋼所へ商号を変更しました。同社は、鉄鋼事業、エンジニアリング事業、不動産事業を主な事業として展開しています。鉄鋼事業では、鉄鋼製品の製造・販売を行っており、連結子会社である三泉シヤー㈱や関連会社の日鉄ボルテン㈱も鉄鋼二次加工製品の製造・販売を手掛けています。また、グループ製品の輸送は、連結子会社の三星海運㈱が主に行っています。同社の鉄鋼事業部門は、主要株主である阪和興業㈱と鋼材の販売や原料購入を行っています。エンジニアリング事業では、鋼製魚礁の製造・販売で国内シェアの過半を占めるほか、ロールの製造・販売、機械加工・組立等も行っています。不動産事業では、不動産の賃貸・販売を手掛けており、連結子会社の中山興産㈱が不動産の売買・仲介などを行っています。 同社は、鉄鋼製品の製造・販売を核としつつ、エンジニアリングや不動産といった多角的な事業展開を行っていることが特徴です。2024年3月31日現在の従業員数は810名で、労働組合は企業内単一組合として中山製鋼所労働組合が存在します。