5410 合同製鐵

合同製鐵株式会社は、鉄鋼事業と農業資材事業を主な事業とする企業グループであり、15社の連結子会社と3社の持分法適用関連会社、そしてその他の関係会社である日本製鉄株式会社で構成されています。鉄鋼事業では、線材、形鋼、構造用鋼、鉄筋棒鋼などの多様な条鋼類の製造販売を行っています。また、電炉メーカーとして鉄鋼リサイクルシステムの一翼を担い、省資源・省エネルギーに貢献しています。製造拠点として、完全子会社の朝日工業㈱、三星金属工業㈱、㈱トーカイを含む6つの事業所体制を構築し、グループ全体の業務効率化、営業力強化を進めています。農業資材事業では、種子と牧草を扱う肥料メーカーとして、有機質肥料の原料開発や複数工場の一体運営による生産効率化に注力しています。 同社は1937年12月に大阪製鋼株式会社として設立され、1957年に大阪証券取引所に株式上場、1961年には東京・名古屋各証券取引所にも上場しました。1977年には大谷重工業株式会社を合併し、現在の合同製鐵株式会社に商号を変更しました。2007年には新日本製鐵株式会社（現：日本製鉄株式会社）の持分法適用会社となり、現在に至ります。同社グループは、持てる資源を最大限に活かし、製造実力の向上、コスト競争力の確立、新たな商品価値の創造、資源循環の担い手としての企業価値向上を目指しています。2024年3月31日現在の従業員数は、連結で2,108名（臨時雇用者を含む平均302名）、提出会社単体で744名となっています。