強み

GSIの強みは、システム開発事業における高い技術力と多様な契約形態への対応力です。常駐開発支援では、契約期間にわたり安定した役務提供を行い、受託開発では、顧客の要望に応じたシステム開発を請け負っています。また、質の高い人材の確保を重視しており、積極的な採用活動や社内研修の充実を図っています。さらに、ビジネスパートナーとの連携により、プロジェクト体制の迅速な構築や要員不足の解消にも対応しています。 情報セキュリティへの意識も高く、ISO/IEC27001認証を取得し、機密情報管理を徹底しています。また、ISO9001（品質マネジメントシステム）とISO14001（環境マネジメントシステム）の認証も取得しており、品質管理と環境への配慮も強みと言えます。札幌証券取引所への上場を果たしたことも、企業としての信頼性を高める要因となっています。

弱み

GSIの弱みとしては、特定人物への依存が挙げられます。創業者であり代表取締役会長の工藤雅之氏が、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を担っており、同氏に業務遂行が困難になった場合、事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。また、優秀なITエンジニアの確保と育成も課題です。IT人材の需要が高まる中で、人材獲得競争が激化しており、採用・教育を一層充実させる必要があります。 さらに、プロジェクトマネジメントの強化も課題の一つです。受託開発の強化に伴い、高品質・高生産性を確保する必要があり、管理スキル、技術スキル、問題解決スキル、顧客折衝スキルなどのプロジェクトマネジメント力の強化が求められています。また、新規顧客の開拓も継続的な課題であり、既存顧客とのリレーションシップ強化とともに、新規顧客の獲得に向けた取り組みが重要です。